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ハルヒ性転換SSですよ~ 注意。

第一幕
=キョン子の憂鬱~坂道~=


 日常に見えるものが全てじゃない。そんなことを言ったのは何処の誰かさんだったか。あたしは覚えていない。いや、どっかの胡散臭く微笑んでいる奴が言っていたのかもしれん。ようするに、目の前のことばかり眺めてないでもっと先のことも考えないといけないぞ。っという教訓みたいなものだろうな。先見の明。一寸先は闇。ん、これはちょっと違うか。世界の大金持ちは大抵先を見据えてるんだそうだ。
 なら、あたしもその教訓に従って生きているのか っていうとそうじゃないね。実際は、目の前のテストや勉強。人との会話の一瞬一瞬。朝起きて次はなにやらこうやら、ああもうこんな時間だ行って来ます!ってな具合に次々と出てくる皿を食すのに精一杯さ。おちおち食後のデザートにもありつけん。もともとデザートなんて無いことがほとんどだがな。
 んで、そんな今を飛んでいく流れ星の様なあたしが高校に入学することに運良く成功してはや3ヶ月。中学までは登校下校は1人で行っていたのだが、それもこの年からお終いになりそうだ。この長く長くうねり続く心臓破りの坂を、頭に (もしかしたら全身に?) 糸を釣っているかのごとく優雅に歩いている女生徒が1人。

(あいつ…本当に人間か。アンドロイドってやつじゃないだろうな。)

 7月の真っ青な空の下。これ以上暑い思いはしたくないので少し歩幅を狭めることにしよう。
 なぜかって?っと思ってる間にどうやら、このあたしのちっぽけな兵法は失敗に終わりそうだ。あいつの全方位レーダーによって…。

「あら、キョンちゃん!お早うございます。今日も良い天気ですねぇ」

 ひらりと振り返り、この空に負けないくらいの晴ればれとした笑顔で言い放った。古泉、それ最後言うこと違ってないか。普通は、暑いわねーとかコレだから夏ってやつは嫌いだよとかさ。そりゃぁ、スイカとかアイスとか。凍らせて食べると美味しい2つ折りタイプのドリンクにカキ氷っつー冬では苦労する食べ物が食せるのは良いがな。この暑さ・・・代償にしては大きすぎるぞ。

「なぁ古泉。お前、実は涼しくなる超能力使ってるだろ?」

もしくはその胸が冷却器とかな。そうすると、私以外はみんな冷却器もちか。ああ、羨ましいねぇ、ホント。

「ふふっ。キョンちゃんにも分けてあげましょうか?」
「お、本当か。ならお願いしたいね、この熱風地獄を抜けられるなら何でも欲しいよ。」
「…ではっ―――」

  っ!? 

「な、おい、お前何してるんだよっ!?」
「何って、超能力のお裾分けですよ。」

 だからって、いきなり耳に息を吹きかけるなっ。生ぬるいし、吃驚して余計暑くなったぞ!それに涼しいとしても耳だけじゃ意味無いだろう。

「コレが機関で決められている正式な能力譲渡の方法なのです。古典的ですが、対象の意識を無防備にさせることで力を円滑に伝えることが可能となるんですよ。」
「…はいはい。」
「あら、信じてくれないのですか。」

 今度、お前なしであの薄暗くて気味の悪い世界に迷い込んだら信じてやるよ。だから、もうこんな事はするな。面倒くさい。

「…残念です。意外と喜んでくれてると思ったのですが。」
「断じて無い。」

この世の何処に・・・いや、あたしは同性に耳に吐息を吹きかけられて喜ぶような感性は持ち合わせてないから諦めろ。古泉。

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 っと、どうでしたでしょうか。まだまだ、キョン子の魅力が出し切れないところがありますが・・(古泉もだけど) 

 ではでは、みなさん。良い夢を~
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