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間に合わんとです。

アウトスカートユアマイセルフの続きが書ききれないんで、とある人から許可を得て載せてもいいて事だったので、その方から依頼で書いた駄文を載せてみる実験。

ジャンル:Fate 凛剣 百合

な、感じでー

「凛剣ミルキー」

「あれ、セイバーだけ?」
「お早う御座います。凛」
 ちょっとした料亭が開けるほどの長屋である衛宮家の居間で、仰々しい木製の机の横で正座をしてテレビを見ていたセイバーが振り向き、応える。背筋を伸ばして緑茶が入った湯飲みを持ち、白いワイシャツと紺色のスカートといった待機状態の服装でいて、一本だけ角のように飛び出ている金色セミロングの髪の毛は後ろで纏められて髪留めがしてあり、眼を傷めることなく優しく午後の朝日の加護を受け止めている。
「おはよ。士郎は?」
「桜のところへ行ってます」
「そっか」
 凛は赤の長袖に、黒のプリーツスカートで太腿の三分の一を覆い、同じ色のハイニーソックスを穿いて、残りの素肌をスカートの端との間で数センチ残して隠している。日本人らしい艶やかな黒髪から垂れている左右一本づつの髪型は、所謂ツインテールで、それを揺らし流しながらセイバーの左側へと座る。
「あの二人、上手くいってるみたいね」
「ええ。そのようです」

 机の上には丸い菓子入れが一つ置かれていて、中には包装紙に包まれた飴玉のようなものが十個以上入っている。
 セイバーは湯飲みを置き、それを一つ手に取ると包装紙の両端を引っ張り中身を取り出していく。
「何食べてるの?」
「はい? ああ、これですか。これは水飴と練乳などを混ぜて合わせた物のようです」
「ふーん……」
 気が付けばもうすぐ午後三時を回る頃合であり、小腹が空くのもまた必然であった。
 凛は何の躊躇も無く、その乳白色の飴玉を一つ手に取り、セイバーと同じように中身を取り出し口に放り込む。
「あっまあ……」
 凛が知っていた飴玉の味よりも糖度が濃い。

(でもまあ、もう一個ぐらいなら)

 そう思いながら口の中で乳白色を溶かして行くと、途中で味が変化する。
「あ、苺味」
「ふふ、美味しいですか?」
「ええ、まあまあね」
「私のはハチミツ入りでした」
「これ全部違うのかしら」
「どうでしょうか。しかし、何種類か違いはあるようですから、食べて楽しんでみてはいかがでしょう」
「うーん、それもそうね」

 テレビ台に乗った箱に映し出される幻には、人の物まねをお題にしたコメディ番組が流れている。
 口の中で舌を動かし、時に左手で頭を支えながら特に表情を変えることなく見続ける二人。もちろんセイバーは、ほぼ動いてはいない。
 そうやって時を過ごしながらも、菓子入れの重みは軽くなっていき、
「あ……」
「あ……」

 二人の左手と左手が菓子入れの上でぶつかる。

 セイバーは一寸眼を瞑り、開けると凛に向かって意志を言う。
「どうぞ、凛。私は沢山味わいましたので・・・」
 セイバーはそう言って手を引き、再び視線を番組に戻す。
 一度は手に取ってはみたが、どうにも納得いかないところがあったのだろうか。凛は、中身を右の人差し指と親指の間に挟んで宙に浮かべた。
「セイバー」
「はい?」
「ん」
 振り向いたセイバーは浮かんだ飴玉を見て、一考、二考。
 その体勢から動かないセイバーに痺れを切らし、凛は二の句を告げる。
「ほーらっ、さっさと口開ける」
「……っん」
 言われるがままに3センチほど口内を見せたセイバーの下唇に触れながら、凛は飴玉をそっと、投入する。
 最後の飴玉を受け取ったセイバーは反射的にそれを嘗め回し、味わい、吟味していき、それを凛はじぃっと見詰め続けて八半刻も経たない内にセイバーに聞く。
「美味しい?」
「ふぁい、ふぅっふぇおふぉ」
「そう……じゃあ、」
 まだ、消化し切れていない飴玉を残したセイバーを、右肘から畳に付かせるように彼女の両肩を押し倒す凛は、そのままセイバーの口元に自分の健康的な唇を寄せ――――付ける。
「ふぃんっ!? む……るっ…………あぅ……」
「ん……んん…………っふ、は………………」
 戸惑う彼女を構わずに、触れた口から舌を出し、彼女の領土を攻め立てる。
 隠された宝玉を確認しつつ、ねっとりとした紅色の大地を蹂躙し、周りの白い城壁に付いた甘味をも己の舌で絡め取る。
 丹念に、丹念に……互いに掛かる熱い吐息が気にならないくらいに夢中になって、宝玉の原型が無くなる程に時間を掛けて味わい尽くす。
 無くなった後にも、しばらくセイバーの唾液を味わって、満足したような顔で口を離すと、濃厚で透明な糸が互いの領土を結んでいる。

























 糸が…………切れる
























 小国を制覇したばかりの英雄のように、息も絶え絶えな……セイバーと、凛。

























 まだ興奮冷めやらぬ声で、凛はセイバーの緑玉の瞳を見つめながらこう言った。


































「これでっ――はぁ――――――半分こ――――――でしょ?」













































To be continue?

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